お子さんの歯科治療を行うにあたって、大人の治療と異なるのは「心も体も発達段階にある」ということです。
これから一生付き合っていく歯というものを、乳歯から永久歯へいかに良い状態でバトンタッチさせ、それを生涯保っていくか。このスタートを切るのが、子供の時期の大切さになります。
そこで当院が大切にしているのが、「歯医者をこわがらないように、きらいにならないように」ということです。これがクリアできれば、大人になってからも歯医者に行くのがいやだからという理由で、虫歯や歯周病を放置するということがなくなってくると思うからです。
ですから、歯科治療が生まれて初めてというお子さんの治療は、(はじめから治療は大丈夫というお子さんを除いて)スタッフと友だちになったり、口の中を見せてもらったり、治療器具に触ったり動かしてみたりと、不安や警戒心を取り除くことから始めていきます。その後の経過をみながら、口の中で器具を動かすことに慣れてから治療に入っていきます。
最初は「3つ数える間だけ口を開いていようね」から始め、徐々にがんばれるようにしていきます。この時点で「歯医者さん面白かった」とか、「違う器械もやってみて!」というお子さんもけっこう多いのです。そのために大事なのが、大人が先入観を与えないということです。
下記に、お子さんの歯科治療をスムーズに進めるための秘訣を挙げてみますので、どうぞ参考にしてみてください。